ピロリ菌が血液で全身へ?胃カメラ(内視鏡検査)とピロリ菌除菌体験談

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胃潰瘍や胃癌の原因になると言われているヘリコバクター・ピロリ菌。そのピロリ菌が血液によって全身へ運ばれ、心臓や血液、神経などの病気の原因になっているというニュースがありました。




ピロリ菌の検査や除菌を考える人がまた増えるかもしれませんね。

私も去年、胃カメラ(内視鏡検査)でピロリ菌が見つかり、除菌しました。

私が胃カメラ(内視鏡検査)を受けることになった経緯とピロリ菌除菌までの体験談をお話します。ニュースを読んでピロリ菌が心配な方や胃カメラってどう?って思っている方に少しでも参考になれば幸いです。


まずは自治体のがん検診を受けてみた

今はすっかり胃の調子も良くなって、食欲旺盛で困るぐらいなんですが(笑)2~3年前は胃の調子が悪くて食事もまともに取れない程でした。

具体的には食後しばらくすると胃酸が上がってくるような感じがして、胃の入口辺りが痛くなり、だんだんと一度に食べる食事の量も減っていきました。

胃の痛みの他に胸や腰にも痛みがあり、体調はボロボロで「どこか内臓が悪いのでは?」という感じでした。

胸の痛みやしこりもあったので乳がんも疑いました。腰やどこが痛いかよくわからないけど内臓が痛くて、すい臓がん?なんて思ったりもしました。更年期障害もあったと思います。

とにかく病院に行ったほうがいい状態だったのですが、何科に行けばいいのやら…

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それで、自治体でやっている「女性5がん検診」というのを受けることにしたのです。
  • 乳がん
  • 子宮がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 大腸がん
この5つのがん検診が4,000円で受けることができるというものでした。

結果は乳がん検診が痛みとしこりがあったことから再検査胃は「萎縮性胃炎」で要経過観察、他は異常なしということでした。

乳がんも再検査で異常はなかったんですけど、こちらはまた後日、別の記事で書きたいと思います。


胃がん検診ってどんなことをするの?

市町村で実施している胃がん検診はバリウムを飲んでレントゲン(X線検査)というところがほとんどです。

費用は自治体によって違いますが、500円から1,000円ぐらいの自己負担で受けられます。

対象年齢は今は40歳ですが、今後は50歳以上に引き上げられるかもしれません。40代の方で自治体のがん検診を受けようか迷っている方は早めに受けておいたほうがいいかもしれません。

検診の前日、夜から絶食しないといけません。時間は20時だったり21時だったり、検査機関によって違います。水・お茶は大丈夫です。

1.まず、胃の働きを止める注射をします

2.バリウムを飲みます
バリウムは白いドロドロの液体で、紙コップ一杯のけっこうな量でした。

3.発泡剤を飲みます
「絶対にゲップをしないでください」と言われます(笑)
でも、炭酸ガスなのでゲップが出そうになるんですが、ゲップをするとまたバリウムを飲まないといけないので我慢です。

4.レントゲン台に乗ります
持ち手がある台で、回転したり角度が変わったり、遊園地のアトラクションみたいです。
「右を向いて」とか「左を向いて」とか、技師さんの指示がけっこうあります。
この時もゲップを我慢しながら色々な方向に体を動かさないといけないのでけっこう疲れます^_^;

pirori5 検査が終わるとすぐに下剤を渡され、その場で飲みました。お水をコップ2杯飲むように言われました。バリウムと発泡剤だけでもお腹がチャプチャプで、2杯のお水を飲むのは辛かったです。下剤を何錠かもらって終了です。

胃がん検診が最後だったので、胃がん検診が終わると着替えて帰りました。検査機関から家までは1時間半ぐらいかかります。

胃がん検診の後に飲んだ下剤が効いてきたようで、あと少しで家に着くというところでお腹が痛くなってきました。なんとか我慢して無事に家までたどり着きました(^ ^)v

下剤を飲んでもすぐにバリウムが全て排出されてスッキリというわけにはいきません。

1週間ぐらいは便秘と白い便に苦しめられました^_^;


萎縮性胃炎とは

胃は「要経過観察」で「再検査」ではなかったのですが、依然として胃の調子は悪いままなので、「萎縮性胃炎」について調べてみました。

慢性的に胃炎を起こしている「慢性胃炎」の状態が長く続くと、胃の粘膜が薄くなり萎縮した状態になるのだそうです。それが「萎縮性胃炎」で、慢性胃炎からもっと悪化した状態です。

萎縮がさらに進行すると、小腸や大腸の粘膜に似たデコボコの粘膜が生えてきて「腸上皮化生」という状態になります。

慢性胃炎→萎縮性胃炎→腸上皮化生→胃がん

このように胃がんになる可能性が高くなるというのです。

そして最初の慢性胃炎になる原因にはピロリ菌に感染している確率が高いのだとか。
そのまま放っておけばどんどん進行して胃がんになってしまうかもしれません。父親は肺がんで亡くなっていますし、父方はがんが多い家系です。

胃の状態と遺伝的にも怖くなって胃の専門医を受診することにしました。


逆流性食道炎???

胃がん検診の結果を持って、評判のいい胃腸内科に行きました。

とても親切な先生で、胃がんだけではなく他のがん検診の結果も見て下さり、腰痛などの症状も伝えると、その場でエコー検査をしてくれました。

私の症状から、先生もすい臓を心配されたようで、説明をしながらすい臓のあたりを念入りにエコーで診ていただきました。

結果はエコーで見る限りはすい臓も含めて内臓は大丈夫とのこと。

血液検査などもして、逆流性食道炎かもしれないということで胃酸を抑える薬を処方してもらいました。

胃カメラ(内視鏡検査)は予約制なので、その日に予約して帰りました。人気の医院なので4ヶ月待ちでしたけどね^_^;

その日から処方された胃酸を抑える薬を飲み始めました。1週間くらい薬を飲むとスッカリ胃の調子が良くなったのです。

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胃だけじゃなく胸の痛みも腰痛もなくなりました。食事もおいしくいただけるようになってとっても元気になりました(*^_^*)


胃カメラ(内視鏡検査)ってどう?

すっかり体調も良くなっていたのですが、予約もしていたので胃カメラ(内視鏡検査)は受けました。

胃カメラは予約の時に「鼻から」カメラを入れるか「口から」かを選びます。

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「鼻からのほうが楽ですよ~」と看護師さんに言われ、鼻からお願いすることにしました。

前日はバリウムの時と同様、20時か21時ぐらいから絶食です。胃の働きを止める注射をして、鼻にはスプレー式の麻酔をしました。

横向きにベッドに寝て、先生が鼻からカメラを入れていきます。我慢できないほどではないですがやはり少しは痛かったです。それと「えづく感じ」も少しはありました。

よく「先生とお話しながら~」という話を聞きますが、私はそんな余裕はなかったです(汗)

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炎症を起こしている部分はその場で切り取って検査に出します。一緒にピロリ菌に感染しているかどうかの検査もしてもらいました。

切り取った生体は検査をしてもしがんが見つかればすぐに連絡をいただけるということでした。

ピロリ菌の方はすぐに結果が出て、やはり「陽性」ピロリ菌に感染しているという結果でした。

先生のお話ではピロリ菌を持っているから必ずがんになるとは言えないが、がんになったひとはほぼ100%ピロリ菌を持っているとのこと。

一応、「除菌どうしますか?」と聞かれるのですが「お願いします!」と即答しました。

連絡がなかったので、がんはなかったようです。ホッとしました(*^_^*)


ピロリ菌の除菌

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ピロリ菌の除菌は2週間、薬を飲みます。

処方された薬は
  • タケキャブ錠…胃酸を抑える薬
  • サワシリンカプセル…抗生物質
  • クラリス錠…抗生物質
先生の説明によると、除菌成功の確率は70%ぐらい。失敗した場合は薬の組み合わせを変えてまた2週間、薬をのむのだとか。

1回目で失敗した場合でも薬の組み合わせを変えることで98%ぐらいの成功確率になるというお話でした。

2週間、毎日薬を飲んだ後、6週間以上の期間をあけてピロリ菌が除菌できたかどうか、検査をします。

1.まず、紙でできた袋に息を吹いて自分の呼気でいっぱいにします。

2.その後、薬を飲んで、約5分ベッドに横になります。

3.1と同じように息を袋に吹き入れます。

薬をのむ前と飲んだあとの呼気を比べてピロリ菌がいるかどうかを検査します。

検査の結果は除菌成功(^ ^)v

でも、一度除菌してもまた感染することもあるそうです。ですから1年に1回は内視鏡検査をした方がいいみたいです。


バリウムか胃カメラ(内視鏡検査)か?

楽なのはどっち?

個人差はあるかもしれませんが、私は胃カメラ(内視鏡検査)の方がずっと楽でした。

バリウムを飲んだあとは便秘になるし、胃の調子ももっと悪くなってしまいました。

それと台を動かすので体を支えるのに力を入れたり、色々な方向を向かないといけなかったり、検査に体力が必要です。

胃カメラ(内視鏡検査)は自分はほぼ横になったまま動く必要はないですし、検査後もとても楽でしたよ。

私は鼻からカメラを入れてもらったのですが、一般的に鼻からのほうが楽だと感じる人が多いようです。


費用はどっちが安いの?

私は体調が悪かったのでがん検診を受けることにしたのですが、実はコレ、間違っているのです。

その時は知らなかったのですが、「検診」は健康な人が受けるものなのだそうです。

どこか調子が悪かったり、自覚症状がある場合は病院を受診して医師の判断で必要があるということであれば検査を受けるというのが正しいのですって。

自治体が行っている検診だと個人の費用負担は少なくてすみますが、基本的に検診は健康保険の対象外になります。受診をして検査を受けた場合は保険の適用が受けられます。



自治体で胃がん検診を受ける場合はほとんどがバリウムを飲んでX線検査です。費用は自治体によって違いますが、500円~1,000円ぐらいです。

年齢対象外など、実費でX線検査を受ける場合は10,000円~15,000円ぐらい、保険適用の場合はその3割負担ということになります。

胃カメラ(内視鏡検査)は実費で15,000円~20,000円ぐらいとX線検査よりは少し高くなります。

厚生労働省はX線検査を推奨しているようですが、検査が楽なのと、検査と同時にポリープの切除なども行えるので、私は胃カメラ(内視鏡検査)の方がいいかなぁと思っています。

「自治体の検査では心配」もっと詳しい検査をしておきたい」という方は人間ドック・検診予約をオススメします。